腎臓病食レシピ|海鮮八宝菜|減塩 塩分1g・えび いか入り・管理栄養士監修

更新日 : 2026年08月11日 公開日 : 2025年03月27日

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腎臓病食の管理栄養士監修・低たんぱくレシピ「減塩 八宝菜」

約20分約1g 

低たんぱく、低リン、低カリウム・減塩に配慮した管理栄養士監修の安心の腎臓病食レシピです。 色とりどりの野菜と海鮮、お肉を使った中華の定番料理。とろみのあるあんかけソースが具材の旨味を包み込み、ご飯との相性も抜群です。家族での夕食や来客時のメイン料理として重宝します。具材を変えることで様々なバリエーションを楽しめます。体が温まる寒い季節にも嬉しい一品です。 レシピで使っている「塩ぬき屋」調味料は、無添加で減塩にこだわった商品です。

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1人あたりの栄養成分

たんぱく質
9.8g

エネルギー
415kcal

塩分
1g

リン
139mg

カリウム
252mg

調理時間
20

材料(1人前)

豚肉
30g
やりいか
10g
えび
10g
白菜
50g
にんじん
15g
たけのこ
15g
しいたけ
15g
片栗粉
6g
ごま油
24g
こしょう
一振り
塩分41%カット 減塩中華だし
3g
塩ぬき屋50%減塩極み塩
0.2g
10g

作り方

1

白菜はそぎ切り、にんじんはいちょう切り、しいたけは薄切りにして水に5分間さらし、水気を拭き取っておく

2

水に塩分41%カット 減塩中華だしと片栗粉1/3を加えて混ぜ合わせておく

3

豚肉、やりいか、えびに極み塩、こしょう、片栗粉2/3をまぶす

4

中火で熱したフライパンにごま油をひき、③を入れて揚げ焼きにする

5

(油が多い場合はキッチンペーパーで油を軽く拭き取る)①を加えてさらに炒める

6

野菜がしんなりしたら、②を入れて炒め、とろみがついたらお皿に盛り付ける

作り方のコツ

具材に片栗粉をまぶすことで、ぷりっとした食感に仕上がります。
このレシピで使う商品
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コメント

彩り豊かな野菜と海鮮の組み合わせが綺麗で、ご飯にもよく合い美味しいです。
腎臓病食レシピ 具たくさん 減塩 八宝菜 作り方マンガ 塩分1g 低たんぱく・低リン・低カリウム
具たくさん 減塩 八宝菜 作り方マンガ

低たんぱくレシピ監修

管理栄養士:瀬戸アオイ
【ご経歴・資格】
2016年 管理栄養士取得・病院で勤務
2017年 特定保健指導者研修 修了
2021年 病態栄養専門管理栄養士 取得

無塩ドットコム編集部

無塩ドットコムは国内最大級の減塩食品・調味料の専門店です。
高血圧や腎臓病、健康志向の方向けの食品の開発や通販をしております。
またオリジナルの「塩ぬき屋」ブランドでは、無添加や国産にこだわった減塩食を提供しています。

受賞
・2020年ネットショップグランプリ ネット経済新聞賞受賞
参画組織
・2023年より厚生労働省の食環境戦略イニシアチブに参画

腎臓病食レシピ概要

この「海鮮八宝菜」は、腎臓病の食事療法で気をつけたい塩分・たんぱく質・カリウム・リンの4つに配慮した、管理栄養士(腎臓病療養指導士)監修の腎臓病食レシピです。1人前あたり塩分1g/たんぱく質9.8g/カリウム252mg/リン139mg/415kcal、調理時間は約20分。えび・やりいかと豚肉に、白菜・にんじん・たけのこ・しいたけを合わせ、無添加の「塩分41%カット 減塩中華だし」でとろみをつけた、具だくさんの海鮮八宝菜です。白菜と卵で作る定番の八宝菜(塩分1.2g)もあります。

えび・いかは腎臓病でも食べていい?

えびもいかも低脂肪で良質なたんぱく質を含む食材です。「腎臓病だから魚介は食べられない」ということはありません。気をつけるのは量と、加工のしかたです。

このレシピはやりいか10g・えび10g・豚肉30gと、1種類あたりを少なくして7種類の具材を組み合わせています。そのためたんぱく質9.8g・リン139mgに収まりながら、海鮮のうまみが出る構成になっています。

注意したいのは市販のむきえび・冷凍シーフードミックスで、リン酸塩などの添加物が使われていることがあります。リンは、同基準によると体への吸収率が植物性食品で20〜40%、動物性食品で40〜60%、食品加工に使われる無機リン(添加物)では90%以上と大きく違います。リン酸塩などの添加物が使われている加工食品を控えることが、リン対策としては効率的です。購入するときは原材料表示を確認して、リン酸塩(リン酸Na など)の記載がないものを選ぶと、同じ料理でもリンの負担を減らせます。塩水処理されたものは食塩相当量も上がるので、あわせて確認してください。

塩分1gは、腎臓病の食事でどのくらいの量?

日本腎臓学会「慢性腎臓病に対する食事療法基準2014年版」では、食塩の基準は1日3g以上6g未満(ステージ1〜5=透析導入前/同基準 表1)、人工透析中の方(ステージ5D)も1日6g未満とされています(同 表2)。なお同基準は1日3g未満の過度な食塩制限は推奨しないともしています。減らせば減らすほどよい、ということではありません。1日3食で単純に3等分すると1食あたり約2g未満が便宜的な目安になります(間食・飲料・卓上の調味料も含めて、1日の合計で6g未満に収めます)。この計算でいくと、1人前1gのこの八宝菜は、ごはんと組み合わせても1食の枠に収まりやすい量です。

八宝菜はとろみのあるあんをすべて食べる料理なので、あんの塩分がそのまま口に入ります。市販の中華あんの素やオイスターソースを使うと、1皿で2gを超えることもあります。このレシピは減塩中華だし3gと極み塩0.2gだけで味を決めているため、1gに収まっています。

白菜のカリウムはどう減らす?

同じ食事療法基準では、カリウムの制限はステージ1〜3aは制限なし、ステージ3bで1日2,000mg以下、ステージ4・5(透析導入前)で1日1,500mg以下血液透析中(5D)で1日2,000mg以下とされています(腹膜透析は原則制限なし。ただし高カリウム血症がある場合は血液透析と同様に制限/同基準 表1・表2)。1食あたりに換算すると約500〜670mgが目安(1日の量を3等分しただけの便宜的な計算で、しかも1食全体の枠です。主食・主菜・汁物の分もあわせて考えてください)のため、1人前252mgのこの八宝菜は、7種類の具材が入っていながら余裕のある量です。

このレシピでは、白菜をそぎ切り・にんじんをいちょう切り・しいたけを薄切りにしてから水に5分さらし、水気を拭き取る手順を入れています。カリウムは水に溶け出すため、この「さらす」ひと手間がそのままカリウム対策になります。ただし水にさらしても完全に抜けるわけではなく、減り方は食材・切り方・水の量・時間で変わります。水気が残るとあんがゆるくなるので、しっかり拭き取ってから炒めてください。

減塩でも海鮮のうまみで味が決まる理由は?

  • えび・いかのうまみ…魚介のうまみがあん全体に回り、少ない調味料でも味の芯ができます。
  • しいたけとたけのこの食感と香り…噛みごたえと香りが加わって、薄味でも満足しやすくなります。
  • ごま油で揚げ焼きにする…香ばしさとコクが出ます。油が多いときはキッチンペーパーで軽く拭き取ってください。
  • 片栗粉でとろみをつける…あんが具材にからんで口に残るため、同じ塩分量でも味を感じやすくなります。

市販の減塩塩や減塩調味料の一部には、食塩の代わりに塩化カリウムを使った商品があります。カリウム制限がある方や、高カリウム血症を指摘されている方は、原材料表示を確認し、使う前に主治医・管理栄養士にご相談ください。このレシピで使う「減塩中華だし」「50%減塩極み塩」は、いずれも塩化カリウムを使っていません。

たんぱく質9.8gをどう考える?

たんぱく質の指示量はステージ3aで体重1kgあたり1日0.8〜1.0g、ステージ3b〜5(透析導入前)で0.6〜0.8gと病期によって異なります(同基準 表1)。人工透析中の方(ステージ5D)は0.9〜1.2gと、透析導入前より多く必要とされるのが基準です(同 表2。血液透析・腹膜透析とも同じ)。透析中の方は「たんぱく質を減らす」方向ではないため、下の調整はあてはまりません。

制限が厳しい方は、豚肉30gを20gに減らし、そのぶん白菜やたけのこを増やすと、たんぱく質はおよそ2g減らせます。ただし野菜を増やすとカリウムも増えるので、水にさらす時間を長めにとってください。減らした分のエネルギーは、ごま油やごはんで補ってください。

作りたてを食べたほうがいい?

あんかけ料理は時間がたつと野菜から水分が出て、とろみがゆるみます。作り置きにはあまり向かないため、食べる分だけ作るのがおすすめです。野菜を水にさらす工程だけ先に済ませておくと、当日の調理は10分ほどで済みます。

残った場合は冷蔵で翌日までを目安にし、温め直すときは水を少し足して混ぜると、とろみが戻ります。ごはんにかけて中華丼にもできますが、主食を増やすとたんぱく質も増えるため、量が気になる方は低たんぱくごはんに替えてください。商品ごとに数値が違うので、パッケージの表示を確認してください。

ほかの献立・使える調味料を探す

同じように塩分・たんぱく質・カリウム・リンを計算した献立は、腎臓病食レシピ一覧(管理栄養士監修)にまとめています。減塩調味料や低たんぱくの食品をお探しの方は、腎臓病・透析の方の食品・調味料もあわせてご覧ください。海鮮のうまみで食べたい日の主菜として、お役立ていただければ幸いです。

※ 記載の栄養価は本レシピの栄養計算値です。食事療法の指示量は病期・体格・治療内容によって一人ひとり異なります。数値は目安としてご覧いただき、実際の量は主治医・管理栄養士の指示に従ってください。

※ 調理と献立の注意:①水にさらす・ゆでこぼすでカリウムは減らせますが、完全に抜けるわけではなく、減り方は食材・切り方・水の量・時間によって変わります。②たんぱく質を控えるときはエネルギー不足に注意してください。ただし糖尿病・肥満・脂質異常症などがある方は、油やごはんの増やし方が異なります。③肉や魚を減らす必要がある場合も、野菜だけで置き換えるとたんぱく質やエネルギーが不足することがあります。野菜を増やすときはカリウムが増える点にもご注意ください。いずれも主治医・管理栄養士の指示の範囲で調整してください。

※ この解説は無塩ドットコム編集部が、日本腎臓学会「慢性腎臓病に対する食事療法基準2014年版」(PDF・日本腎臓学会サイト)をもとに作成しました(レシピ本体は管理栄養士・瀬戸アオイ(病態栄養専門管理栄養士・腎臓病療養指導士)が監修しています)。