腎臓病食レシピ|豚バラと彩り野菜の南蛮和え|塩分1g・無添加おかず

更新日 : 2026年08月11日 公開日 : 2026年06月18日

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腎臓病食の管理栄養士監修・低たんぱくレシピ「豚バラと彩り野菜の南蛮和え 」

約20分約1g 

1食あたりの塩分1g。低たんぱく・低リン・低カリウム・減塩に配慮した、管理栄養士(腎臓病療養指導士)監修の安心レシピです。 豚バラ肉に片栗粉をまぶして焼くことで、塩ぬき屋の無添加の「50%減塩 だしつゆ」の旨みが絡み、少ない塩分でも満足の味に。酢を効かせた南蛮だれで、こってりした豚バラもさっぱりといただけます。玉ねぎとピーマンは水にさらしてカリウムに配慮。油を使った調理でエネルギーも補えるので、たんぱく質を抑えつつカロリーを確保したい方にもおすすめのおかずです。 味付けの「塩ぬき屋 50%減塩 だしつゆ」は化学調味料・保存料・着色料不使用の無添加です。

【腎臓病食レシピ】 豚バラと彩り野菜の南蛮和え #減塩レシピ #低タンパクレシピ 作り方動画のサムネイル ▶ 作り方の動画を見る

1人あたりの栄養成分

たんぱく質
11.8g

エネルギー
452kcal

塩分
1g

リン
130mg

カリウム
360mg

調理時間
20

材料(1人前)

豚バラ肉
70g
玉ねぎ
60g
ピーマン
40g
片栗粉
6g
米油
10g
20g
20g
砂糖
10g
50%減塩 塩ぬき屋 だしつゆ
12g

作り方

1

玉ねぎは厚めにスライスし、ピーマンは種を除き一口大に切る

2

野菜を5分間水にさらし、ザルにあげて水気をよく切る

3

水、酢、砂糖、50%減塩 塩ぬき屋 だしつゆを混ぜておく

4

豚肉に片栗粉をまぶす

5

フライパンに米油を入れて中火で熱し、豚肉、たまねぎ、ピーマンを炒める

6

野菜がしんなりして豚肉に火が入ったら、③に入れて5分置く

作り方のコツ

豚肉に片栗粉をまぶして焼くことで、表面に「だしつゆ」の旨味がしっかり絡み、少ない塩分でも美味しくいただけます。
油を使って調理することで、腎臓病の食事管理で不足しがちなエネルギーを効率よく補えるようにしました。
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コメント

彩りも食感も楽しい! さっぱりとして出汁がきいた味付けが美味しい一皿です。

腎臓病食の低たんぱくレシピ監修の管理栄養士

管理栄養士

管理栄養士:河見 夏美
【資格】
・管理栄養士 (名簿登録番号 第217912号)
・腎臓病療養指導士 (認定登録番号 第01771号)
【ご経歴】
2017年 管理栄養士取得・病院で勤務
2021年 腎臓病療養指導士 取得
2023年 フリーランス管理栄養士

2017年に管理栄養士免許を取得後、6年間にわたり病院にて糖尿病や腎臓病を中心とした栄養指導・入院患者の食事管理に従事。
2021年には「腎臓病療養指導士」を取得し、腎疾患を持つ方の食生活改善に専門的に取り組む。
2023年よりフリーランス管理栄養士として独立。
現在は、腎臓病患者さん向けの栄養相談・コラム監修・レシピ制作などを通じて、「食事で健康を守る」サポートを行っている。
特に腎臓病・糖尿病などの分野で、累計4500件以上の栄養相談実績をもつ。

無塩ドットコム編集部

無塩ドットコムは国内最大級の減塩食品・調味料の専門店です。
高血圧や腎臓病、健康志向の方向けの食品の開発や通販をしております。
またオリジナルの「塩ぬき屋」ブランドでは、無添加や国産にこだわった減塩食を提供しています。

受賞
・2020年ネットショップグランプリ ネット経済新聞賞受賞
参画組織
・2023年より厚生労働省の食環境戦略イニシアチブに参画

腎臓病食レシピ概要

この「豚バラと彩り野菜の南蛮和え」は、腎臓病の食事療法で気をつけたい塩分・たんぱく質・カリウム・リンの4つに配慮した、管理栄養士(腎臓病療養指導士)監修の腎臓病食レシピです。1人前あたり塩分1g/たんぱく質11.8g/カリウム360mg/リン130mg/452kcal、調理時間は約20分。豚バラ肉と玉ねぎ・ピーマンを、酢と無添加の「塩ぬき屋 50%減塩 だしつゆ」の南蛮だれで和えた、作り置きにも向く南蛮和えです。

南蛮だれの酸味が、減塩にどう効く?

酸味は塩味の代わりになります。南蛮和え・南蛮漬けが減塩の献立と相性がよいのは、酢の酸味が味の輪郭をつくってくれるためです。

  • 酢20gをしっかり使う…さっぱりして、少ない塩分でも最後まで飽きずに食べられます。
  • 砂糖で酸味の角をとる…甘みと酸味のバランスがとれると、塩を足さなくても味がまとまります。エネルギーの確保にもなります。
  • だし入りのつゆを使う…「50%減塩だしつゆ」はかつおと昆布のだしが利いているため、同じ塩分量でも味が決まりやすくなります。
  • 豚肉に片栗粉をまぶして焼く…衣にたれがからむので、少ない調味料でも味がのります。

市販の減塩塩や減塩調味料の一部には、食塩の代わりに塩化カリウムを使った商品があります。カリウム制限がある方や、高カリウム血症を指摘されている方は、原材料表示を確認し、使う前に主治医・管理栄養士にご相談ください。このレシピで使う「50%減塩だしつゆ」は無添加で、塩化カリウムを使っていません。

塩分1gは、腎臓病の食事でどのくらいの量?

日本腎臓学会「慢性腎臓病に対する食事療法基準2014年版」では、食塩の基準は1日3g以上6g未満(ステージ1〜5=透析導入前/同基準 表1)、人工透析中の方(ステージ5D)も1日6g未満とされています(同 表2)。なお同基準は1日3g未満の過度な食塩制限は推奨しないともしています。減らせば減らすほどよい、ということではありません。1日3食で単純に3等分すると1食あたり約2g未満が便宜的な目安になります(間食・飲料・卓上の調味料も含めて、1日の合計で6g未満に収めます)。この計算でいくと、1人前1gのこの南蛮和えは、ごはんと組み合わせても1食の枠に収まりやすい量です。

市販の南蛮だれやポン酢は商品によって食塩相当量が違うので、パッケージの表示を確認してください。このレシピはたれまで含めて1gなので、追加の調味料なしでそのまま食べられます。

玉ねぎとピーマンを水にさらすとカリウムはどうなる?

同じ食事療法基準では、カリウムの制限はステージ1〜3aは制限なし、ステージ3bで1日2,000mg以下、ステージ4・5(透析導入前)で1日1,500mg以下血液透析中(5D)で1日2,000mg以下とされています(腹膜透析は原則制限なし。ただし高カリウム血症がある場合は血液透析と同様に制限/同基準 表1・表2)。1食あたりに換算すると約500〜670mgが目安(1日の量を3等分しただけの便宜的な計算で、しかも1食全体の枠です。主食・主菜・汁物の分もあわせて考えてください)のため、1人前360mgのこの一品は収まりやすい量です。

このレシピでは、玉ねぎとピーマンを切ってから水に5分さらし、ザルにあげて水気をよく切る手順を入れています。カリウムは水に溶け出すため、この「さらす」ひと手間がそのままカリウム対策になります。ただし水にさらしても完全に抜けるわけではなく、減り方は食材・切り方・水の量・時間で変わります。さらに抑えたいときは、玉ねぎを薄めに切ってからさらしてください。

エネルギー452kcalは高すぎる?

腎臓病の食事療法でつまずきやすいのが、たんぱく質を控えるとエネルギーまで足りなくなるという問題です。同じ食事療法基準も、十分なエネルギーの確保が必要で、サルコペニア(筋肉の減少)や低栄養に注意するとしています。このレシピが米油で炒め、砂糖を使ってエネルギーを確保しているのは、その考えに沿った設計です。

ただし糖尿病・肥満・脂質異常症がある方は、油や砂糖の増やし方が異なります。米油10gや砂糖10gを減らすかどうかは、主治医・管理栄養士にご確認ください。

たんぱく質11.8g・リン130mgをどう考える?

たんぱく質の指示量はステージ3aで体重1kgあたり1日0.8〜1.0g、ステージ3b〜5(透析導入前)で0.6〜0.8gと病期によって異なります(同基準 表1)。人工透析中の方(ステージ5D)は0.9〜1.2gと、透析導入前より多く必要とされるのが基準です(同 表2。血液透析・腹膜透析とも同じ)。透析中の方は「たんぱく質を減らす」方向ではないため、下の調整はあてはまりません。

制限が厳しい方は、豚バラ肉70gを50gに減らし、そのぶん玉ねぎやピーマンを増やすと、たんぱく質はおよそ3g減らせます。ただし野菜を増やすとカリウムも増えるので、その場合は水にさらす時間を長めにとってください。リンは、同基準によると体への吸収率が植物性食品で20〜40%、動物性食品で40〜60%、食品加工に使われる無機リン(添加物)では90%以上と大きく違います。リン酸塩などの添加物が使われている加工食品を控えることが、リン対策としては効率的です。豚肉そのものより、味つけ済みの市販肉や加工肉のほうがリン・塩分ともに増えやすいので、原材料表示もあわせて確認してください。

漬けておくと味は変わる?

南蛮和えはたれに漬けておくほど味がなじむので、作り置きに向いた料理です。冷蔵で2〜3日を目安に保存できます。冷たいままでもおいしく食べられるため、暑い時期の常備菜にも向きます。

お弁当に入れるときは、たれの汁気を切ってから詰めてください。汁ごと詰めると味が広がり、塩分も余分に口に入ります。

ほかの献立・使える調味料を探す

同じように塩分・たんぱく質・カリウム・リンを計算した献立は、腎臓病食レシピ一覧(管理栄養士監修)にまとめています。減塩調味料や低たんぱくの食品をお探しの方は、腎臓病・透析の方の食品・調味料もあわせてご覧ください。作り置きしておける主菜として、お役立ていただければ幸いです。

※ 記載の栄養価は本レシピの栄養計算値です。食事療法の指示量は病期・体格・治療内容によって一人ひとり異なります。数値は目安としてご覧いただき、実際の量は主治医・管理栄養士の指示に従ってください。

※ 調理と献立の注意:①水にさらす・ゆでこぼすでカリウムは減らせますが、完全に抜けるわけではなく、減り方は食材・切り方・水の量・時間によって変わります。②たんぱく質を控えるときはエネルギー不足に注意してください。ただし糖尿病・肥満・脂質異常症などがある方は、油やごはんの増やし方が異なります。③肉や魚を減らす必要がある場合も、野菜だけで置き換えるとたんぱく質やエネルギーが不足することがあります。野菜を増やすときはカリウムが増える点にもご注意ください。いずれも主治医・管理栄養士の指示の範囲で調整してください。

※ この解説は無塩ドットコム編集部が、日本腎臓学会「慢性腎臓病に対する食事療法基準2014年版」(PDF・日本腎臓学会サイト)をもとに作成しました(レシピ本体は管理栄養士・河見夏美(腎臓病療養指導士)が監修しています)。