腎臓病食レシピ|減塩 ピリ辛海鮮丼|塩分0.9g・ぶりの漬け丼を低たんぱくで
更新日 : 2026年10月14日 公開日 : 2026年08月21日

約15分約0.9g管理栄養士(腎臓病療養指導士)監修
1人あたりの栄養成分
たんぱく質
14.8g
エネルギー
610kcal
塩分
0.9g
リン
123mg
カリウム
326mg
調理時間
15分
※ 栄養価はレシピの栄養計算値です。日本食品標準成分表2020年版(八訂)と、各商品の栄養成分表示にもとづいています。
材料(1人前)
- 新ゆめ1/25 炊飯米
- 230g
- ぶりのお刺身
- 65g
- ベビーリーフ
- 15g
- 砂糖
- 5g
- ラー油
- 10g
- 白ごま
- 1g
作り方
|
1 |
50%減塩 塩ぬき屋 極みだし醤油、砂糖、ラー油、白ごまを混ぜる |
|
2 |
ぶりの刺身をタレに5分ほど漬ける |
|
3 |
器に炊いた新ゆめ1/25 炊飯米を盛り、周りにベビーリーフをのせる |
|
4 |
漬けたぶりをのせ、残ったタレをかける |
作り方のコツ
| * | 時間があれば、お刺身を30分以上つけると味が染み込みます。5分でも食べられますが、長く漬けるほど味が入ります。 |
| * | たれは先に混ぜてから刺身を入れます。砂糖が溶けきってから漬けると、味が均一にからみます。 |
| * | 器に残ったたれも最後にかけきります。使う調味料は12gだけなので、残すとそのぶん味が薄くなります。 |
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*2025年9〜12月の当店販売実績(注文金額)に基づく人気順
減塩のコツ
| * | しょうゆを50%減塩のだし醤油に替えるだけで、1杯あたり約0.9g減らせます。 |
| * | しょうゆは後からかけず、たれに混ぜておくと使いすぎを防げます。 |
| * | ラー油の辛みと白ごまの香ばしさで、塩気が少なくても物足りなさを感じません。 |
ここでアレンジひと工夫!
| * | ぶりの代わりにまぐろ(赤身)やサーモンでも作れます。魚によってたんぱく質・リン・カリウムの量が変わるので、指示されたたんぱく質量の範囲でお選びください。 |
| * | ベビーリーフの代わりに、水にさらして水気を切ったきゅうりや大葉をのせても合います。生野菜を増やすとカリウムも増える点にご注意ください。 |
| * | 辛みが苦手な方はラー油をごま油に替えてください。香りは残り、塩分は変わりません。 |
コメント
| * | しょうゆを後がけしないだけで、海鮮丼の塩分はぐっと読みやすくなります。ラー油のピリ辛が薄味の物足りなさを埋めてくれるので、1食あたりの塩分0.9gでも食べごたえのある一皿です。生ものを使うので、作ったその日にお召し上がりください。 |
腎臓病食の低たんぱくレシピ監修の管理栄養士
管理栄養士:河見 夏美
【資格】
・管理栄養士 (名簿登録番号 第217912号)
・腎臓病療養指導士 (認定登録番号 第01771号)
【ご経歴】
2017年 管理栄養士取得・病院で勤務
2021年 腎臓病療養指導士 取得
2023年 フリーランス管理栄養士
2017年に管理栄養士免許を取得後、6年間にわたり病院にて糖尿病や腎臓病を中心とした栄養指導・入院患者の食事管理に従事。
2021年には「腎臓病療養指導士」を取得し、腎疾患を持つ方の食生活改善に専門的に取り組む。
2023年よりフリーランス管理栄養士として独立。
現在は、腎臓病患者さん向けの栄養相談・コラム監修・レシピ制作などを通じて、「食事で健康を守る」サポートを行っている。
特に腎臓病・糖尿病などの分野で、累計4500件以上の栄養相談実績をもつ。
無塩ドットコム編集部
無塩ドットコムは国内最大級の減塩食品・調味料の専門店です。
高血圧や腎臓病、健康志向の方向けの食品の開発や通販をしております。
またオリジナルの「塩ぬき屋」ブランドでは、無添加や国産にこだわった減塩食を提供しています。
受賞
・2020年ネットショップグランプリ ネット経済新聞賞受賞
参画組織
・2023年より厚生労働省の食環境戦略イニシアチブに参画
腎臓病食レシピ概要
1食あたりの塩分0.9g。低たんぱく・低リン・低カリウム・減塩に配慮した、管理栄養士(腎臓病療養指導士)監修の安心レシピです。腎臓病の食事で刺身をあきらめている方へ、ぶりの漬け丼です。低たんぱく米「新ゆめ1/25 炊飯米」にぶりの刺身65gをのせ、味付けは無添加の塩ぬき屋 50%減塩 極 だし醤油12gだけ。しょうゆを後がけせずたれに混ぜ込むので、塩分が読めます。ラー油のピリ辛で、薄味でも食べごたえは十分。火を使わず混ぜて漬けるだけの約15分。昼食にも向きます。レシピで使っている「塩ぬき屋」調味料は、無添加で減塩にこだわった商品です。
腎臓病の食事をもっと詳しく
腎臓病で食べていいもの一覧表|腎臓に良い食べ物はある?|カリウムの少ない食品一覧表|カリウムの多い食品一覧表|青汁のカリウム量|腎臓病食の低たんぱく質の食事|腎臓病食の低リンの食事|料理でカリウムを減らす方法|腎臓病食の1週間献立|透析食の食事メニュー|腎臓病・透析の方のおせち選び
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この「減塩 ピリ辛海鮮丼」は、腎臓病の食事療法で気をつけたい塩分・たんぱく質・カリウム・リンの4つに配慮した、管理栄養士(腎臓病療養指導士)監修の腎臓病食レシピです。1人前あたり塩分0.9g/たんぱく質14.8g/カリウム326mg/リン123mg/610kcal、調理時間は約15分。キッセイ たんぱく調整ごはん 新ゆめ1/25 炊飯米を土台に、保存料・化学調味料 無添加の「塩ぬき屋 50%減塩 極 だし醤油」で作った漬けダレにぶりの刺身をからめた、主食と主菜を1皿にまとめた低たんぱくの漬け丼です。混ぜて漬けてのせるだけなので、火を使いません。
腎臓病の食事で刺身は使いにくい?
刺身が難しいとされる理由は、生の魚そのものではなくたんぱく質・カリウム・リンが「量」で効いてくることにあります。日本食品標準成分表2020年版(八訂)では、ぶり(成魚・生)100gあたりたんぱく質21.4g・カリウム380mg・リン130mg。刺身をお皿いっぱいに食べると、それだけで1食の指示量を使い切ってしまいます。
もう1つはしょうゆをつけながら食べると、自分がどれだけ塩分をとったか分からなくなることです。
このレシピはその両方を外しています。ぶりは65g(刺身4〜5切れほど)に固定し、しょうゆはたれとして12gを混ぜ込み、あとからかけない組み立てにしました。ごはんを低たんぱく米に替えているので、主食からのたんぱく質はほとんど積み上がりません。同じ「生の魚を使う腎臓病食」としては減塩 鯛のカルパッチョ、同じ「1皿で完結する主食」としては減塩カリカリ豚丼や減塩しらすと大葉の混ぜご飯も同じ考え方です。
塩分0.9gは、腎臓病の食事でどのくらいの量?
日本腎臓学会「慢性腎臓病に対する食事療法基準2014年版」では、食塩の基準は1日3g以上6g未満(ステージ1〜5=透析導入前/同基準 表1)、人工透析中の方(ステージ5D)も1日6g未満とされています(同 表2)。なお同基準は1日3g未満の過度な食塩制限は推奨しないともしています。減らせば減らすほどよい、ということではありません。1日3食で単純に3等分すると1食あたり約2g未満が便宜的な目安になります(間食・飲料・卓上の調味料も含めて、1日の合計で6g未満に収めます)。
この計算でいくと、主食と主菜を兼ねて0.9gのこの海鮮丼は、1食の枠に収まりやすい量です。ごはんを別に用意しなくてよいぶん、献立全体の管理も簡単になります。
なお、市販の海鮮丼・持ち帰りずし・外食の丼ものは商品によって食塩相当量が大きく違います。パッケージの食塩相当量の表示を必ず確認してください。
減塩でも漬けダレの味が決まるのはなぜ?
このレシピは、塩を足す代わりに次の3つで味を組み立てています。
調味料の置き換えだけでも差は出ます。一般的なこいくちしょうゆは食塩相当量14.5g/100gなので、同じ12gなら約1.7g。このレシピの50%減塩 極 だし醤油なら約0.8gで、しょうゆを替えるだけで1杯あたり約0.9g減らせる計算です。
ぶり65gのたんぱく質14.8gをどう考える?
たんぱく質の指示量はステージ3aで体重1kgあたり1日0.8〜1.0g、ステージ3b〜5(透析導入前)で0.6〜0.8gと病期によって異なります(同基準 表1)。人工透析中の方(ステージ5D)は0.9〜1.2gと、透析導入前より多く必要とされるのが基準です(同 表2。血液透析・腹膜透析とも同じ)。
この1皿のたんぱく質14.8gのうち、約13.9gはぶり65gの分です。つまりたんぱく質のほぼすべてを主菜に使えている状態で、これは低たんぱく米の効果です。新ゆめ1/25 炊飯米は炊飯後100gあたりたんぱく質0.1g。同じ230gを普通のごはん(精白米めし=たんぱく質2.5g/100g)にすると主食だけで約5.8gですが、低たんぱく米なら約0.2g。主食を替えるだけで1杯あたり約5.5gのたんぱく質を空けられ、そのぶんを刺身にまわせます。
刺身の量は指示されたたんぱく質量に合わせて増減してください。ぶり10gでたんぱく質は約2.1g動きます。魚は必要なたんぱく質源でもあるので、自己判断で大きく減らさないでください。
カリウム326mg・リン123mgは多い?
同じ食事療法基準では、カリウムの制限はステージ1〜3aは制限なし、ステージ3bで1日2,000mg以下、ステージ4・5(透析導入前)で1日1,500mg以下、血液透析中(5D)で1日2,000mg以下とされています(腹膜透析は原則制限なし。ただし高カリウム血症がある場合は血液透析と同様に制限/同基準 表1・表2)。1食あたりに換算すると約500〜670mgが目安(1日の量を3等分しただけの便宜的な計算で、しかも1食全体の枠です。主食・主菜・汁物の分もあわせて考えてください)のため、1人前326mgのこの海鮮丼は、1食の枠のなかで収まりやすい量です。
カリウムのほとんどはぶり65g(約247mg)から来ています。ごはんを低たんぱく米にしているため、主食由来のカリウムはほぼ0mgです。ベビーリーフなど生野菜を増やすとカリウムも増えます。増やす場合は水にさらしてから使い、水気をしっかり切ってください。ただし水にさらしても完全に抜けるわけではなく、減り方は食材・切り方・水の量・時間で変わります。食材ごとの量はカリウムの多い食品一覧表、減らし方は料理でカリウムを減らす方法にまとめています。
リンは、同基準によると体への吸収率が植物性食品で20〜40%、動物性食品で40〜60%、食品加工に使われる無機リン(添加物)では90%以上と大きく違います。リン酸塩などの添加物が使われている加工食品を控えることが、リン対策としては効率的です。このレシピは加工食品をほとんど使わず、リンは123mgに収まっています。だし醤油もリン・カリウムを抑えたタイプ(大さじ1あたりリン7.8mg・カリウム19.6mg)です。ちくわ・かに風味かまぼこなど練り物を足すと、リン酸塩由来のリンが増える点にご注意ください。
エネルギー610kcalは高すぎる?
腎臓病の食事療法でつまずきやすいのが、たんぱく質を控えるとエネルギーまで足りなくなるという問題です。同じ食事療法基準も、十分なエネルギーの確保が必要で、サルコペニア(筋肉の減少)や低栄養に注意するとしています。1皿610kcalというこの海鮮丼は、1食分としてエネルギーを確保しやすい形です。
ただし糖尿病・肥満・脂質異常症がある方は、油や砂糖、ごはんの増やし方が異なります。ラー油10gや砂糖5gを減らすかどうかは、主治医・管理栄養士にご確認ください。
作り置きやお弁当には向く?
このレシピは1人前・15分でできる、生の魚を使う料理です。作り置き・お弁当には向きません。作ったらその日のうちに、冷蔵庫から出してすぐお召し上がりください。時間に余裕があるときは、刺身を30分以上たれに漬けると味がしっかり染み込みます。
前もって準備するなら、漬けダレ(だし醤油・砂糖・ラー油・白ごま)だけを混ぜておき、刺身は食べる直前に漬けると段取りがよくなります。
ほかの献立・使える調味料を探す
同じように塩分・たんぱく質・カリウム・リンを計算した献立は、腎臓病食レシピ一覧(管理栄養士監修)にまとめています。減塩調味料や低たんぱくの食品をお探しの方は、腎臓病・透析の方の食品・調味料もあわせてご覧ください。低たんぱく米を使った、火を使わない主食のバリエーションとして、お役立ていただければ幸いです。
※ 記載の栄養価は本レシピの栄養計算値です。食事療法の指示量は病期・体格・治療内容によって一人ひとり異なります。数値は目安としてご覧いただき、実際の量は主治医・管理栄養士の指示に従ってください。
※ 調理と献立の注意:①水にさらす・ゆでこぼすでカリウムは減らせますが、完全に抜けるわけではなく、減り方は食材・切り方・水の量・時間によって変わります。②たんぱく質を控えるときはエネルギー不足に注意してください。ただし糖尿病・肥満・脂質異常症などがある方は、油やごはんの増やし方が異なります。③肉や魚を減らす必要がある場合も、野菜だけで置き換えるとたんぱく質やエネルギーが不足することがあります。野菜を増やすときはカリウムが増える点にもご注意ください。いずれも主治医・管理栄養士の指示の範囲で調整してください。
※ この解説は無塩ドットコム編集部が、日本腎臓学会「慢性腎臓病に対する食事療法基準2014年版」(PDF・日本腎臓学会サイト)をもとに作成しました(レシピ本体は管理栄養士・河見夏美(腎臓病療養指導士)が監修しています)。