減塩レシピ

Q.夏でも減塩が必要って本当??

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Q.夏でも減塩が必要って本当??

今年も暑い夏が始まりましたね!!テレビでは「熱中症に注意しましょう!」 と毎日のように言われていますが、夏でも減塩は必要なのでしょうか?

A.夏でも減塩が必要です!

ずばり・・・夏でも減塩は必要です!!

国立循環器病研究センターによると『汗により失う塩分以上に、 日本人の塩分摂取がはるかに多い為、大量に汗をかいた場合を除き減塩をすることが大事』との事。 そして重要なのは夏場は水分をしっかりとる事です。

●日本人の塩分摂取量は?

ちなみに日本人の1日あたりの塩分摂取量は、男性では約11g、女性では約9gです。 改定の度に厳しくなる厚生労働省が目標とする塩分摂取量も2015年にさらに厳しくなり男性で8g、女性では7gとなりました。 1日の塩分摂取量が7gと聞いても、普段あまり減塩を意識しない方は難しいですよね。 例えば、様々な食品の食塩相当量を調べてみました。

●インスタント麺 カップフードル 1食・・・・5.1g ●牛丼 1食 (300g)・・・5.3g ●カレーライス 中辛 1皿(18g)・・・約2.5g ●味噌汁 1食(19g)・・・約2g ●食パン 1枚(6枚切り)・・・0.8g

いかがでしょうか?思ったより食べ物の塩分は多くはありませんでしたか? 1日にカップ麺と牛丼を食べるだけで塩分量は10g以上になり、厚生労働省の目標値を大幅に超えてしまいます。 私たちは知らず知らずのうちに食べ物からたくさんの塩分を摂ってしまっています。

特に日本の醤油やお味噌などの伝統的な調味料に塩分が多い為、世界的にも塩分摂取量が多くなりがちです。 日本食は世界でも栄養バランスやヘルシーな事から世界で注目されていますが、塩分が少し高めな所が残念な所です。 一方、日本には古来から出汁(だし)の文化があり、お塩を少なくしても素材本来の旨味を引き出す伝統もあります。 また出汁と共にお酢やお酒なども上手く使い、美味しく減塩していきたいですね。

●減塩の世界基準は?

では世界の減塩事情はどうなっているのでしょうか? WHO(世界保健機関)では、1日の塩分量の基準を5gとしています。 なんと日本人の塩分摂取量の約半分の値です! 世界基準と比べるといかに日本人の塩分摂取の量が多いか分かりますね。

1日の塩分量
日本人の男性の平均 11.1g
日本人の女性の平均 9.4g
厚生労働省の目標値 男性8g   女性7g
WHO(世界保健機関)の 基準値 5g

 

●ちなみに夏で汗で流れる塩分量は?

そもそも私たちが汗をかくのは、激しい運動をしたり、気温が高い時に体温の上昇を防ぐ為です。 汗の塩分濃度はその時の体調にもよりますが、約0.4%と言われています。 例えば30度の気温で1時間の軽い運動をすると600mlの汗をかくというデータがありました。 その時の塩分量を計算してみると約2.4gです。

日本人の平均の塩分摂取量は多いので、軽い運動によって2.4g程度の塩分が汗で流れるぐらいでは、 塩分補給をする必要が無く、まだ適切に減塩をすべきだと分かります。(※水分はこまめに補給しましょう) ただし激しい運動や、炎天下で長時間作業をする場合などは塩分補給も必要になります。

●適切な減塩で病気の予防や改善に

国立循環器病研究センターによると塩分の摂り過ぎは、高血圧や心臓病の危険性を高め、 骨粗しょう症や胃ガンなどの病気にも関係します。 また世界的に著名な九州大学の疫学調査「久山町研究」では、「高血圧は血管性認知症に繋がる」事が分かっています。 減塩は高血圧の改善や予防に繋がるので、減塩をする事は認知症の予防にも繋がります。

このように塩分の過剰摂取は、様々な病気の原因にもなりますので、夏でも適切に減塩を続けましょう。