Q.夏でも減塩が必要って本当??

Q.夏でも減塩が必要って本当??

今年も暑い夏が始まります!!テレビでは「熱中症に注意しましょう!」
と毎日のように言われていますが、夏でも減塩は必要なのでしょうか?

A.夏でも減塩が必要です!

ずばり・・・減塩は必要です!!

夏でも減塩が必要です!

国立循環器病研究センターによると『汗により失う塩分以上に、日本人の塩分摂取がはるかに多い為、大量に汗をかいた場合を除き、減塩をすることが大事』との事。

そして重要なのは夏場は「水分をしっかりとる」事です。

 1日の塩分量
日本人の男性の平均11.1g
日本人の女性の平均9.4g
厚生労働省の目標値男性8g女性7g
WHO(世界保健機関)の基準値5g

左矢印
WHOの基準と比較すると
日本人の塩分摂取量は約2倍!

●ちなみに夏で汗で流れる塩分量は?

そもそも私たちが汗をかくのは、激しい運動をしたり、気温が高い時に体温の上昇を防ぐ為です。
汗の塩分濃度はその時の体調にもよりますが、約0.4%と言われています。
例えば30度の気温で1時間の軽い運動をすると600mlの汗をかくというデータがありました。
その時の塩分量を計算してみると約2.4gです。

日本人の平均の塩分摂取量は多いので、軽い運動によって2.4g程度の塩分が汗で流れるぐらいでは、塩分補給をする必要が無く、まだ適切に減塩をすべきだと分かります。(※水分はこまめに補給しましょう)
ただし激しい運動や、炎天下で長時間作業をする場合などは塩分補給も必要になります。

●適切な減塩で病気の予防や改善に

国立循環器病研究センターによると塩分の摂り過ぎは、高血圧や心臓病の危険性を高め、
骨粗しょう症や胃ガンなどの病気にも関係します。

減塩する事はこれらの病気の予防や改善に繋がりますので、夏でも適切に減塩を続けましょう。