お酢を使って簡単に減塩しよう!!
お酢は健康・美肌に非常に良いとされ、人気の調味料です。実は塩分がほとんど無いお酢は減塩にも最適の調味料なのです。お酢を使って美味しく手軽に減塩を楽しみましょう!
お酢について
お酢には、大きく分けて『合成酢』と天然材料から作った『醸造酢』の2種類あります。醸造酢には米や小麦などから作った『穀物酢』や、リンゴやぶどうなどから作った『果実酢』があります。
お酢は原材料の糖分を発酵させてアルコールを作る事から始まります。ここまではお酒を作る工程と一緒です。このアルコールを酢酸発酵させたものがお酢です。
お酢は、英語でヴィネガー(vinegar)と言いますが、これはフランス後のワイン(vin)と酸っぱい(aigre)からきています。お酢の作り方を見ると納得ですね。
また製造工程からも分かるように、お酢には食塩は含まれませんので、減塩にはぴったりの調味料です。(食塩不使用ですが素材のナトリウム分は若干含みます)
【お酢を選ぶポイント!】
スーパーなどで売られているお酢には、食塩を添加して味付けした商品もあるので注意が必要です。必ず、商品裏面の栄養成分表示を確認するようにしましょう。
お酢の効能について
お酢には様々な効能がありますので簡単に紹介します。
◆血圧を下げる
お酢の成分が血管を広げ、血液を流れやすくする事で血圧を下げます。
◆血液をサラサラに
お酢の成分が血液の凝固を防ぎ、血液をサラサラにします。
◆血糖値を下げる
お酢のクエン酸が糖質をエネルギーにかえるのを促し、血糖値を下げます。
◆腸内環境を整える
酸味が唾液や胃液の分泌を促進し、食べ物の吸収を促し、腸内環境を整えます。
その他、お酢には、「カルシウムの吸収を促す」「疲労回復」「便秘改善」「ダイエット効果」など様々な効能があり、とても優秀な調味料なのです。
【お酢を摂るポイント!】
お酢を料理以外で摂る時は、食中か食後に摂るのが望ましいです。空腹時には、お酢の酸が胃を荒らしてしまう事もあるからです。ですから、お酢は、希釈して飲むか、料理に使うようにしましょう。
お酢で調味料を減塩しよう!
調味料にお酢を足すと酸味が物足りなさを和らげ、美味しく健康的に塩分を減らす事ができます。色々な方法でお酢を使って減塩してみましょう。
◆酢醤油(醤油にお酢を足す。)
醤油にお酢を2:1で加えると、酸味が美味しい酢醤油の完成。醤油の替わりにも使うといつもの塩分を約30%カットできます。
◆三杯酢
醤油・お酢・みりんを1:1:1で割ると三杯酢のできあがり。
◆ぽん酢にお酢を足す。
お好みでお酢を加える事で、減塩ぽん酢の完成。
◆ソースにお酢を足す。
お好みでお酢を加える事で、減塩ソースの完成。
様々な調味料にお酢を加える事で、調味料を減塩できます。さらに減塩したい方は、減塩調味料にお酢を加えるのがおススめ。
例えば『50%減塩の醤油』で上記の酢醤油(減塩醤油:2 お酢:1)を作ると、通常の醤油と比べて約70%カットの酢醤油の完成です。
色々な調味料とお酢を混ぜて自分好みの減塩調味料を作ってみましょう。
お酢で料理を減塩しよう
様々なお料理にもお酢を使う事で、塩分をカットできます。例えば、『おひたし』や『含め煮』は、お酢を入れる事で醤油を少なくでき、美味しく減塩できます。
焼き魚は、お醤油をかけずにお酢をかけるだけでも、さっぱり美味しく頂けます。お酢だけで物足りない時は、酢醤油にしてみましょう。
また、お肉などの炒めものには、食塩ゼロのバルサミコ酢がおすすめ。塩こしょうや醤油などの塩分の多い調味料を少なくでき、甘酸っぱさがお肉の美味しさを引き立てます。
野菜をたっぷり食べたい時、普通のドレッシングを使うと塩分を摂り過ぎてしまいますね。そんな時はお酢で漬けたピクルス。塩分を気にせず、たくさん野菜が食べられます。市販のピクルスの素を使えばご家庭でも簡単に漬けられますので是非お試し下さい。
【ピクルスの材料】
お好みの野菜・・・200g(きゅうりの場合 大2本程度)
ピクルスの素・・・1袋
酢・・・・・・100cc
水・・・・・・・・50cc
砂糖・・・・・大さじ1〜3杯
【ピクルスの作り方】
1.保存ビンやタッパーなどの容器に、野菜以外の材料をよく混ぜわせる。
2.野菜をお好みの大きさに切り、1.に入れて約3日漬け込むだけ。
このようにお酢を使えば、色々な料理を簡単に美味しく減塩でき、さらに健康にも良いのでとてもお勧めです。